日本刀の購入は古美術刀剣から居合刀を販売する専門店、刀剣春日堂へ

刀剣春日堂
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FAQ
Q.  献上品 / 献上手
Q.  刀のお手入れの適正な頻度を教えてください。
Q.  刀の正しいお手入れのしかた。
Q.  コピー登録証に気を付けましょう
Q.  偽造・改ざんの鑑定書・指定書・認定書にご注意!
Q.  認定書と保存刀剣鑑定書の違いを教えてください。
Q.  樋彫りについて
Q.  刀剣を買おうとしたらどのような許可が必要ですか?
Q.  刀剣の偽名は、いつの時代からありますか?
Q.  刀になぜ無銘があるのですか?
Q.  現代刀と昭和刀の違いを教えてください。
Q.  昭和刀って何ですか?
Q.  刀の研ぎについて注意することがあれば教えてください。
Q.  刀が錆びている場合に気をつけることはありますか?
Q.  現代刀の選び方を教えてください。
Q.  関(市)の軍刀産業
Q.  軍刀(昭和刀)の関鍛治刀匠名簿232名
Q.  届出調査前後の刀匠名変更
Q.  当時の価格表
Q.  日本刀鍛錬塾
Q.  刀匠の初代・後代の見極めにはどのような重要性がありますか?
Q.  鞘書きには、どのようなことに、注意したらいいのですか? 又どのような意味がありますか?
Q. 献上品 / 献上手
A. 藩の財力で優秀である刀匠をお抱え、藩の厳格のもとで保護され、厳選された品質 で制作した。刀匠は献上品として制作依頼された品には、受領銘を切らない事がしばし ばある。刀剣以外でも、同じく藩が財力・技術の力を尽くして厳格な管理で厳選された 品質で制作された名品を将軍家の献上品や諸大名の贈答品、或は藩主の使用を意図とし て制作された。献上品には(作者銘)がある物は少なく、敬意を表した。この事からも 受領銘を切ることに配慮したと考えられる。この最高級品を(献上手)という。 この技術を生かし藩業としては(吉祥文字・マーク・印・銘)がある品もあり、藩を支 え栄えた。
肥前国(現在の佐賀県・長崎県)に相当する、佐賀藩或は肥前藩(藩主:鍋島氏)の お抱え刀匠では肥前国住武蔵大掾藤原忠吉が有名、代々に及び、御用窯で制作された 高級磁器:鍋島焼き(染付・色絵・青磁)が献上品として有名。 仙台藩領は、陸奥国の内では(現在の宮城県・福島県浜通り・岩手県南部)。仙台藩 (現在の仙台市)。藩主(伊達政宗)のお抱え刀匠は、山城大掾藤原用恵国包が有名、 代々に及ぶ。御用和紙に柳生和紙があり、御用織物には、仙台平(袴専用の織物)が 献上品として有名。
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Q. 刀のお手入れの適正な頻度を教えてください。
A. お手入れの頻度は状況に応じて行なう。
例えば、鑑賞した時など、湿気の多い日が続く季節などに応じてお手入れしてください。
普通1ヶ月〜2ヶ月は大丈夫と思います。
居合刀、抜刀のお手入れの頻度は上記と異なります。
【 アドバイス 】
新しく研ぎたての刀は2週間に一度のお手入れを3ヶ月位、続けてお手入れする事が良い。
このお手入れ法は意外と知られていない。お手入れは落着いて行なってください。
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Q. 刀の正しいお手入れのしかた。
A. 先ず、刀に付いている油・汚れ・を拭き取るが、油を拭き取る刀剣用拭紙の質が 良くない物が多く、お手入れセット入っているがそれらの拭紙は硬すぎたりして、初 歩の方には扱いにくく、刀にも良くない。
他の方法も有りますが、近年は身近に良質の高級紙があり使用する事をお薦めいたし ます。
※お手入れの手順は下記に記載
1. はばきを外す。
2. 刀についた油・汚れを拭紙で綺麗にふき取る。
油を拭き取った拭紙は捨てる。油を拭いた紙は打粉時には使用しない事。
油をふき取る手順は、元から切っ先まで丁寧に拭き取る。
3. 打粉を刀に打つ。元かた先までする打粉を振る。
この時に切っ先に打粉をひっかけないように気を付けてください。
4. 新しい拭き紙で打粉をふき取る。
5. 拭き紙で取れない油・湿気が取れるまで(3・4)をする。
6. 鑑賞する。鑑賞後にも打粉を使用したほうが良い。
7. 新しい刀油を布に湿してつける。元から切っ先へ、刃・鎬・棟、につける。


注意!
・ 聞く人、聞く人によりお手入れ方法が違うがあります、正しいお手入れのしかたを学ぶましょう。
・ はばきを外す時は慎重に、拭き紙は幾重に厚くして使用してください。
・ お手入れの時に茎をむやみに擦る事などしない事。気を付けてください。
・ 刀油をベタベタと付けない事。鞘に染み出ることがある。
・ 酸気・塩分の物を触った手で刀に触れ無い事。

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Q. コピー登録証に気を付けましょう
A. 近年、コピーが進み偽造の銃砲刀剣登録証が出回っています。疑わしい刀剣などに、コピー登録証を付けて販売されている事もあります。ご注意してください。
【 アドバイス 】
購入先に確認することが良いかと思います。
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Q. 偽造・改ざんの鑑定書・指定書・認定書にご注意!
A. 「保存刀剣鑑定書の改ざん。他、重要刀剣等の指定書・甲種特別貴重刀剣・特別貴重刀剣等の認定書・にも偽造・改ざん・したものがありますのでご注意してください。」
後者については以前からありました。
近年、(財団法人)日本美術保存刀剣協会がこのような詐欺まがい行為がある事を、「刀剣美術」平成16年10月号に記載。注意をしています。
不審に思われる事がございましたら、(財団法人)日本美術保存刀剣協会の管理課にお問い合わせください。
皆様、お気を付けてください !
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Q. 認定書と保存刀剣鑑定書の違いを教えてください。
A. 認定書と保存刀剣鑑定書についてお問合せ、ご相談が多くございました。
これらに付いて誤解や知らない方が余りにも多く、ここに説明を致します。
・認定書(貴重刀剣 / 特別貴重刀剣)と保存刀剣鑑定書どちらも、(財団法人)日本刀美術刀剣保存協会が発行
 しています。
・認定書は、保存鑑定書が発行される以前に発行されたのが認定書です。
・現在は、保存刀剣鑑定書になりました。
・保存刀剣鑑定書に変更取得ができます。
・意外と知られていない事に、変更申請しても結果が現状。
 つまり 保存刀剣鑑定書取得が 出来ない事があります。
【 アドバイス 】
購入の時に、変更を希望される方は、変更取得を保証かを確認、契約を交わす事がよろしいかと存じます。
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Q. 樋彫りについて
A. 樋彫りを身近に見る事がある居合刀があります。
他に鑑賞用の刀などに樋彫りがある物、どちらも良く誤解される事だが、樋の中に心鉄が出ると傷だと言われる事があります。これについては、作刀方法が違うからである。
古式方法に則って作られている。それでは心鉄がでない刀は?
拝読者の方のご判断にお任せ致します。心鉄が出る事は、いけない事でもない、下作というわけでもない刀はどのようにして制作されているかを知るべきだ。尚、樋彫りに間違いの知識が往行しているが本来樋彫りは、装飾・宗教的意味合いの物も有ります。樋彫りの歴史は平安末期からです。

※ 樋彫りは鑑定の見所でもあります。
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Q. 刀剣を買おうとしたらどのような許可が必要ですか?
A. 購入する方には、許可は必要ありませんが、必ず刀剣に登録証が付きます。
銃砲刀剣類登録証の付いた刀剣を購入してください。登録証のついていない刀剣は売買が禁止されています。
刀剣は登録証の付いた物を所持(登録証保管)してあればその間に手続きする必要はありません。永久に所持ができます。
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Q. 刀剣の偽名は、いつの時代からありますか?
A. 偽銘には、(時代偽名)と(現代偽名)があります。
前者は、略・室町時代、その以降各時代に有り、後者には、昭和刀(軍刀)偽銘・現代の偽銘などがある。
尚、刀剣は、工芸美術品の中で最も歴史が古く、現代までに1000年の歴史が有ります。
古来より、名刀には・宝剣・家宝・として尊ばれ、其れゆえに、その物にあやかる願望が、古来から偽銘が作られた。刀剣鑑定研究は、室町時代に始まり研究されつつあり、その後も、刀剣鑑定知識を受け継ぎ、現代において、更に研究され刀剣鑑定は、確実に信用性の高い鑑定が出来ます。
美術工芸の中においては、機関のシステムなどにも、優れています。 つまり、偽銘は勿論その他等、偽物を極めるところ、いろいろ有り、此れらの物には、高度の知識とキャリヤが必要となります。偽銘が略・室町時代からのがあると言うことを知っていただきたく思います。 決して、安易な気持ちで接しないことを望みます。
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Q. 刀になぜ無銘があるのですか?
A. 平安末期から南北朝時代(略)に始めから、生ぶ茎(うぶなかご)無銘で制作されている物があります。
平安末期から南北朝時代の刀剣類、在銘に磨り上げ無銘があります。
その理由に、室町末期頃、変遷があり、太刀から打ち刀に変わり寸法も短くなり、要は抜刀に便利な様式であった為と次第に発達しつつあった武道と江戸時代に、大小の刀を腰間に差す様になった。
それらを、室町・桃山・江戸時代に磨り上げられたものが多く一般に(天正磨上げ・慶長磨上げ)と言われています。
尚、江戸時代以降の刀剣類に磨り上げ無銘は、評価が比較的低いです。
新刀・新々刀など大磨上物のように、こしらえた模作も含まれています。

注意!
現代刀無銘を、古刀無銘として、販売されていることもある。
同じく昭和刀なども無銘にして販売されていることがある。
これらは『ごまかし』『偽り価格』に販売する意図が見える。
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Q. 現代刀と昭和刀の違いを教えてください。
A. 一般に言われている昭和刀とは製作年代は、現代刀と同じですが、刀の製作方法が違います。
目ききでも見分けができない物があります。
また分かっていても、現代刀として売られていることがあります。
昭和刀は美術品として価値が低いです。慎重に!
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Q. 昭和刀って何ですか?
A. 鋼鉄を折り返し鍛錬せず、そのまま日本刀の形に整形し、刃文を焼き入れた刀のことを言う。

注意!
本鍛錬をした物がありますので注意してください。
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Q. 刀の研ぎについて注意することがあれば教えてください。
A. 刀にふさわしい研ぎを選ぶことが大事です。

刀の価値より研ぎ代金が高価な刀を見ることがあります。
また、その逆もあって、良い刀を刀の価値にふさわしくない研ぎをして刀をダメにすることがあります。
刀剣にも個性があり良い所を引き出してやったり、同時に欠点を補っていく必要もあります。
生かすもダメにするのも研ぎ次第です。
名刀になりますと、研ぎの選択に神経を使います。
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Q. 刀が錆びている場合に気をつけることはありますか?
A. 刀が錆びている場合は、鞘の中にも錆がついています。早めに取り替える必要があります。
せっかく研いでも鞘の中が錆がついていると、すぐに錆びつきます。
なお、古く良き鞘は大切に保存してください。
白鞘とは、拵の損傷を防ぐためと刀の保存のためです。
昔は「休め鞘」とも言いました。
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Q. 現代刀の選び方を教えてください。
A. 刀のランクよりもむしろ出来上がり具合、つまり “上作” “そうでない物” の 判断が大切な判断材料となります。
また賞(コンクール用・出品用)の刀と普段の刀の出来上がりの違いがありすぎる刀も中にはあります。
その様なことからランクにとらわれない確かな目が必要となります。その他、刀を選ぶときは上(焼刃のある方)と茎(銘がある所)を見ることも大切です。
特に居合道の方は重さ・バランスに気を使った選択が大事となります。
拔刀・斬り様の場合は、刃・地金・研ぎなどに十分注意をして下さい。
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Q. 関(市)の軍刀産業
A. 国民精神総動員・挙国一致の戦時体制は、1938年(昭和13)に至ると全く地方の末端にまで滲透し、国民の耐乏生活が始まったが、関の主産業とする関刃物類は前節に述べる如く、アメリカ・イギリスの、中国援助政策によって日本商品が締め出され、ここに関刃物類も海外発展の途の過半を閉ざされ、ナイフ・洋食器・包丁類は大きな打撃を受ける。死活の岐路に追い込まれた。郷土産業は、資材の高騰・入手難など、諸問題も抱え企業性は低下した。 このような幾多の激浪にもまれながら当局の指導の下に軍需品の下請工業化を策したり、あるいは新しい意気に燃えて本格的な企業の編成替えが考えられていった。「近代科学兵器の進歩発達は実に顕著なものがある。最後の雌雄を決するに欠くべからざる唯一の武器は、先祖伝来我が五体に脈々として流れる大和魂と腰間を飾る武士道の表微たる日本刀の偉力にあり、実に日本刀は、祖国を護る霊器であって、大和魂とともに世界に誇る精華である。」 と意識され、700年の伝統を背景とする軍力報国に精進する者が日に日に増していった。

≪参考資料≫
1.大阪毎日新聞記事抜刷より
2.株式会社関日本刀鍛錬所、昭和14年1月30日発行冊子より
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Q. 軍刀(昭和刀)の関鍛治刀匠名簿232名
A. こちらをご覧下さい。
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Q. 届出調査前後の刀匠名変更
A.

名簿名

届出前変更 届出後変更
兼 氏 兼 吉  
兼 泰 守 正  
正 恒   金 重
邦 忠   兼 成
兼 厳   包 守
長 光 兼 泉  
兼 通   貞 光
包 永 義 正  
国 房 忠 吉  
枠光斉兼俊 兼 俊  
氏 命 義 房  
国 俊   兼 国
兼 住 幸 平  
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Q. 当時の価格表
A.
日本刀値段 外装のみ新調値段
古式本鍛錬白鞘入

100〜150円

陸軍制式1等外装

40円

古式半鍛錬白鞘入 70〜80円 陸軍制式2等外装 35円
現代式造刀陸軍制式軍拵 65〜75円 陸軍制式3等外装 30円
現代式造刀陸軍略式軍拵 25〜65円 海軍制式1等外装 50円
現代式造刀海軍制式軍拵 75〜85円 海軍制式2等外装 40円
    陸軍略式1等外装 25円
    陸軍略式2等外装 20円
    白鞘上等刄渡1寸二付 25銭
    白鞘並等刄渡1寸二付 20銭
       
修理値段 外装修理

研値段 刃渡1寸二付

並  研 30銭 古刀拵    柄のみ 5円
研値段 刃渡1寸二付 並  研 50銭 古刀拵    鞘のみ 5円
研値段 刃渡1寸二付 特  研 80銭 古刀拵    柄紐 2円
研値段 刃渡1寸二付 特上研 1円 古刀拵    鞘の塗り直し 2円50銭
研値段 刃渡1寸二付 最上研 1円50銭 軍刀拵    柄 10円
古刀焼直し 1振二付 3〜5円 軍刀拵    鞘 20円
先折刀の鋩子鍛直し 1振二付 5〜10円 軍刀拵    刀緒 1〜2円
火事焼刀の鍛直し 1振二付 5〜15円 刀袋房紐付 1円50銭〜3円
きず直し埋金値段 1か所二付 5〜10円 手入具及丁字油 50〜80銭
         
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Q. 日本刀鍛錬塾
A. 関伝古来の鍛錬刀を普及するため、新しい刀匠育成を目的に、地元有力者の協力よって、1933年(昭和8)設立された。
尚、1935年(昭和10)美濃刀匠擁護会によって設立した春日神社西の日本刀伝習所は、関係者の日本刀に賭けた血のにじむような努力によって、関鍛治刀匠で人格的にも技量的にも第一人者であった渡辺兼永を立てた。
関伝鍛刀法の正統を伝えるため、 更に道場・宿舎を設備して、1938年(昭和13)には、これらを日本刀鍛錬塾と改称するに至り、渡辺兼永を塾頭として県下はもちろん全国各地から参集し、塾生の養成に精進することになった。
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Q. 刀匠の初代・後代の見極めにはどのような重要性がありますか?
A. 刀匠よって、初代または、二代目では刀匠の力量が違う場合があり、 金額も違ってきます。
刀匠には、七代・八代と続く系統もあります。
刀匠により、初代が有名だということがあったり、二代目が有名という場合もあります。
尚、時代が変わり、その時代に力量を発揮してる刀匠もいます。

この上記の重要性は、金額(価値)違ってきます。
その他に、(別人)(国違い)(時代違い)(別一派)等は、金額(価値)が変わらないこともありますし、 かなり変わりうることもあります。

注意!
購入する時、必ずお尋ねすること。
認定書がある場合は 「代」を確認する必要は重要なことです。
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Q. 鞘書きには、どのようなことに、注意したらいいのですか?又どのような意味がありますか?
A. 鞘書きは真偽又は、国を極めることなどがあります。
( 鑑定家・研ぎ師は、江戸末期迄 ) 近代研ぎ師では「本阿弥光遜先生」「本阿弥光博先生」「本阿弥日洲先生」が極めます。

注意!
贋物の鞘書きに注意してください。
本物時代鞘は大切に保存して下さい。
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